歯科衛生士のS.Tです。

最近はクリスマスシーズンで綺麗なイルミネーションがたくさん増えてきましたね。

我が家もお菓子やケーキを食べる機会が多くなる季節です。お口の健康が気になります。。。

虫歯予防で、小さいお子さんから高齢者の方までご家庭で利用できるフッ化物の応用は、フッ化物を含む歯磨剤です。

どのように使用すれば良い?歯磨き粉はどのくらいつけるのかな?とご質問をいただくことがあります。

お口の健康のために、ぜひご参考にしてください。

①下の図の年齢に応じた量の歯みがき粉を歯ブラシにつける
②磨く前に歯みがき粉を歯面全体に広げます。
③2~3分間、歯みがきをする
④歯みがき粉を吐き出す
⑤10~15mlの水を口に含み、ブクブクうがいをする

☆うがいは1回だけにして、その後1~2時間程度は飲食をしないことが望ましいです。

 

年齢 使用量(写真は約2cmの歯ブラシ) フッ化物濃度 使用方法
歯が生えてから2歳 米粒程度
(1~2mm程度)
1000ppmF
(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)
・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。
・1000 ppmFの歯磨剤をごく少量使用する。歯みがきの後にティッシュ等で歯磨剤を軽く拭き取ってもよい。
・歯磨剤は子どもの手が届かない所に保管する。
・歯みがきについて専門家のアドバイスを受ける。
3~5歳 グリーンピース程度
(5mm程度)
1000ppmF
(日本の製品を踏まえ900~1000ppmF)
・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。
・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。
・子どもが歯ブラシに適切な量をつけられない場合は保護者が歯磨剤を出す。
6歳~成人・高齢者 歯ブラシ全体
(1.5cm〜2cm程度)
1500ppmF
(日本の製品を踏まえ1400~1500ppmF)
・就寝前を含めて1日2回の歯みがきを行う。
・歯みがきの後は、歯磨剤を軽くはき出す。うがいをする場合は少量の水で1回のみとする。
・チタン製歯科材料が使用されていても、歯がある場合はフッ化物配合歯磨剤を使用する。
4学会合同のフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年1月)
(日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会)