細菌の活動に負けない、再石灰化を促すために必要なことをいくつかご紹介します。

 

一つは、唾液の働きを利用する。

唾液には再石灰化を助ける働きがあるので、よく噛んで食事をしたり、

唾液腺マッサージなどで分泌を促しましょう。

 

次に、プラークコントロールです。

プラークの中で細菌は活発に動き、自分たちの過ごしやすい環境を作り出します。

細菌の住処にならないようにしっかり清掃しましょう。

 

次に間食の回数や量を減らす。

糖の摂取の機会が減るとそれだけ細菌の活動エネルギーを減らすことが出来ます。

 

そして、フッ化物の応用を行うこと。

フッ素イオンの働きで脱灰によって流れ出したイオンを取り込みやすくなり、

再石灰化したあとのエナメル質の結びつきを強くして溶け出しにくくなるのです。

当院でフッ化物の塗布をおすすめするのはこういう理由からです。

 

脱灰と再石灰化についてご説明してきましたが、

ぜひお口の健康づくりの参考になさってくださいね。